皆さんは、「ホウレンソウ」と聞いて、何を思い浮かべますか?
今日は、リーダーとしてのコミュニケーションスキル向上に不可欠な「ホウレンソウ」と、新しいコミュニケーションスタイル「かくれんぼう」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
■ ホウレンソウの本当の意味
「ホウレンソウ」と聞くと、多くの方が「報告・連絡・相談」を思い浮かべるでしょう。
しかし、これは単に部下が上司に対して行うべき行動ではありません。「ホウレンソウ」の本質は、リーダーが部下が報告・連絡・相談しやすい環境を整えることにあります。
かつての私は、「なぜ報連相をしないのか」と部下に怒りをぶつけるリーダーでした。 しかし、これはコミュニケーションの本質を理解していない典型的な事例です。 リーダーとして、部下に信頼され、尊敬されるためには、相手への興味関心、尊敬心、信頼感、そして思いやりが必要です。
■ 新しいコミュニケーションスタイル「かくれんぼう」
最近、注目されているのが「かくれんぼう」=「確認・連絡・報告」です。
これは、部下が自発的に考え、上司に確認を求めるスタイルです。これにより、双方のコミュニケーションがより実のあるものになります。
例えば、あるIT企業では、プロジェクトの進行において「かくれんぼう」のアプローチを採用しました。
従来は、部下が細かいタスクごとに報告し、上司がそれに対して指示を出すという形式でした。しかし、これにより上司の時間が過度に消費され、部下も自主性を発揮できずにいました。
■ 部下の変化:自信と責任感の向上した!
「かくれんぼう」を導入したことで、部下たちは自分の判断力と責任感を強く意識するようになりました。
従来は、細かい指示を待つことで自主性が奪われがちでしたが、自分で考え、行動する機会が増えたことで、仕事に対する自信が生まれました。
また、自分の決定がプロジェクトに直接影響を与えることを実感し、より一層の責任感を持って取り組むようになりました。これは、彼らの成長だけでなく、チーム全体のパフォーマンス向上にも繋がりました。
■ 上司の変化:戦略的な意思決定と信頼の構築ができた!
一方で、この企業の上司も大きな変化を経験しました。
部下からの頻繁な報告や確認が減少したことで、より戦略的な業務に集中できるようになりました。
また、部下が自分で考えた解決策を持ってくることで、彼らの能力をより深く理解し、信頼するようになりました。これは、部下との関係をより強固なものにし、チームとしての協力体制を築く上で非常に重要でした。
部下が自立し、自分で考えることで、私のリーダーシップスタイルも変化し、より効果的な指導ができるようになりました。
「かくれんぼう」は、部下の自律心を育て、上司としての時間を有効に使うための方法です。
部下が自分で考え、行動することで、組織全体が活性化します。
■ 信頼されるリーダーになるために
リーダーとしての信頼を築くためには、部下への伝え方、話の聞き方、相手を認め受容することが重要です。弊社のコーチング・コミュニケーション研修やパーソナル・コーチングセッションでは、これらのポイントについて詳しくお伝えしています。
「報連相」も「かくれんぼう」も、リーダーとしての信頼されるあり方が根底にあることを忘れないでください。
皆さんは、これらのコミュニケーションスタイルについてどのように考えていますか?ぜひ、ご意見をお聞かせください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
いつも心に太陽を!
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