[チームビルディング]職場の人間関係が業績を左右する——ダニエル・キムの成功循環モデルとは?
- 嵩龍 杉本
- 2月23日
- 読了時間: 4分
「結果がすべて」の職場で起こる負の連鎖
職場でよく見かける光景です。
「売上が足りない」「利益が出ない」——マネージャーにとって頭の痛い状況です。
社長からのプレッシャーが増すと、上司は部下に対し「もっと結果にこだわれ」「早く成果を出せ」と厳しい指示を出します。しかし、なかなか思うような成果は得られず、焦った上司はさらに細かく指示を出し、「これはやったのか? なぜまだできていない?」が口癖になります。
一方、部下も必死に努力しますが、成果が出ないことに苛立ちを覚えます。
新しいアイデアを試そうとしても「指示通りやれ」と叱られる。報告・連絡・相談(報連相)のタイミングを見計らうようになり、トラブルは隠すか、自分で処理しようとしてさらに悪化。こうして職場にはイライラと恐怖が蔓延します。
この悪循環、あなたの職場にもありませんか?
成果を求めるほど業績が下がる? ——「バッドサイクル」の罠
この状況は、ダニエル・キムの「成功循環モデル」で説明することできます。
組織の成長には、「関係の質」「思考の質」「行動の質」「結果の質」の4つの要素が循環しているとされます。
❌ 「結果の質」から始まるバッドサイクル
「結果」を起点としたマネジメントでは、悪い結果が続くと、上司のプレッシャーが増大します。
上司の指示が細かくなり、部下はやらされ感を覚える
叱責が増え、部下は上司を恐れ、指示待ちになる
仕事が面白くなくなり、新しいチャレンジが生まれない
最悪、優秀な人材が離職
結果として、組織全体の「思考の質」が低下し、指示待ち社員が増えます。
さらに「行動の質」も落ち、結果的に「業績が上がらない」という悪循環(バッドサイクル)に陥ります。
「売上を上げろ!」と言うほど売上が上がらない。 これが、結果を重視しすぎるマネジメントの落とし穴なのです。

「関係の質」を起点にしたマネジメントが成功を生む
では、どうすればこの悪循環を断ち切れるのでしょうか? 答えは、バッドサイクルとは逆のアプローチを取ることです。
✅ 「関係の質」から始まるグッドサイクル
成功循環モデルの「グッドサイクル」では、まず職場の人間関係を改善することからスタートします。
信頼関係を築く
上司は部下の話をよく聞き、意見を尊重する
一方通行の指示ではなく、双方向の対話を重視する
仕事の目的やビジョンを共有し、納得感を持たせる
思考の質が向上する
信頼関係が築かれると、心理的安全性が生まれ、アイデアが活発に出る
部下は主体的に考え、仕事に対する責任感が強まる
行動の質が向上する
自発的に動く社員が増え、指示待ちの姿勢がなくなる
業務のスピードが上がり、組織全体の生産性が向上
結果の質が向上する
売上・利益の向上につながる
成功体験が生まれ、組織全体のモチベーションが高まる
「関係の質」から手をつけるマネジメントを
近年、多くの企業で、コーチングや1on1ミーティングが導入されているのは、この「関係の質」の重要性が認識されてきたからです。
「売上を上げるために、人間関係の質を高める」——この視点を持つことが、結果的に業績向上につながります。
あなたの職場では、どのサイクルが回っていますか?
もし今、バッドサイクルに陥っていると感じるなら、まずは「関係の質」から見直してみませんか?
📌 ダニエル・キムの成功循環モデルとは
「関係の質」→「思考の質」→「行動の質」→「結果の質」の正のサイクルを回すことで、組織の成功を加速させるモデルのこと。
「関係の質」から変えるマネジメント研修のご案内
職場の関係性を改善し、チームの力を最大化するために、「成功循環モデル」を活用したマネジメント研修を提供しています。
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部下が指示待ちで、主体的に動かない
売上や成果を求めても、なかなか結果につながらない
1on1やコーチングを導入したいが、どこから始めればいいかわからない
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