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チームビルディングに革新をもたらす「レゴ®シリアスプレイ®」



はじめに


レゴブロックといえば、誰もが子供時代に楽しんだおもちゃの代表格。しかし、そのレゴを使ったワークショップがあると聞いたら、皆さんはどう感じますか?


「面白そう!」

「レゴだから子供向けでしょ?」

「ワークショップといっても遊びじゃないの?」

……


そんな風に思うかもしれません。


実際に、最初はそう思いながら参加する人も少なくありません。しかし、この「レゴ®シリアスプレイ®」というワークショップ、実はソフトバンク、Microsoftをはじめとする多くの企業やビジネススクールでも採用されている、本格的な手法なのです。心の声が引き出されるワークショップと言われたら、興味が湧いてきませんか?


この記事では、特に人事や総務担当者に向けて、「レゴ®シリアスプレイ®」がどのようにしてチームビルディングに革新をもたらすのか、その詳細を掘り下げていきます。社員一人ひとりの声を引き出し、組織全体の結束力を高めるための具体的な方法とその効果を紹介します。



レゴ®シリアスプレイ®でワークショップはどう変わる?


「レゴ®シリアスプレイ®」は、2001年にLEGO社内で発案され、LEGO® SERIOUS PLAY® マスタートレナー協会で開発・改良され続けている対話の手法です。


通常の会議やワークショップでは、言葉や文字を使ってコミュニケーションを取りますが、自分の意見や感情を正確に伝えることが難しかったり、他人の意見に圧されて自分の意見を出せなかったりします。このワークショップでは、レゴブロックを使って自分の思いを表現することで、全員が意見を共有しやすくなります。さらに、ブロックを通じて直感的に考えることで、普段は気付かないアイデアや意見を引き出すことができます。




レゴ®シリアスプレイ®のプロセスとメリット


「レゴ®シリアスプレイ®」は、認定ファシリテーターが指揮を執り、以下の4つのステップで進められます。


ステップ1: イシュー(問い)の設定


研修・ワークショップの目的に沿った「イシュー(問い)」が設定されます。

例えば、チームビルディングが目的の場合、ファシリテーターが「理想のリーダー像とは?」といった問いを立て、参加者の価値観や思いを引き出します。この問いが適切であればあるほど、ワークショップの効果は高まります。事前のヒアリングや調査を通じて、チームや組織のニーズに合わせた問いを設定することが重要です。



ステップ2: レゴブロックの作品に思考が宿る


参加者は問いに基づいてレゴで作品を作ります。

ここで重要なのは、レゴの技術や作品の出来ではなく、自分の思いを作品に込めることです。「脳より手を信じる」を合言葉に、直感を大事にしながら手を動かしてもらいます。作品を作る過程で、自分の考えや感情が自然と表現され、それを視覚的に確認することで新たな気づきを得ることができます。



ステップ3: 作品について語ることでチームの対話が生まれる


作品が完成したら、一人ずつ作品について説明します。

例えば「この黄色のブロックは好奇心を表しています」といった具合に、選んだパーツの意味を語ります。聞いている人は自由に質問し、対話が深まります。このプロセスにより、普段は言葉にしにくい感情や考えが明確になり、チーム全体の理解が深まります。質問を通じて他者の視点を知り、自分の考えをさらに深めることができます。



ステップ4: チームの総意を作り上げる


すべての作品の説明と質問が終わったら、作品同士の関係をマッピングしたり、各作品から重要な部分を抽出して一つの作品にまとめたりします。これにより、全員が納得する「グループの総意」が形成されます。レゴを使った視覚的かつ触覚的なアプローチが、参加者全員の理解と共感を深め、チームとしての一体感を高めます。




レゴ®シリアスプレイ®で解決できる5つの課題


1. 心理的安全性の確保


役職や性格に関わらず、全員が平等に意見を出せる環境を作ります。

心理的安全性が確保されることで、参加者は安心して自分の意見を表現できるようになります。レゴを通じた対話は、作品を媒介とすることで個人の立場や役職を超えて対話を促進し、全員が参加する場を作り上げます。



2. 新しい価値の発見


多様な意見を尊重し、物事の本質や新しい価値を見つける手助けをします。

レゴブロックを使った視覚的かつ触覚的なアプローチにより、参加者は普段とは異なる視点から問題を捉え、独自のアイデアや新しい価値を発見することができます。このプロセスは、イノベーションや創造的な解決策を見つけるための重要なステップです。



3. チームビルディングの達成


メンバー同士が深く理解し合い、強いチームワークを形成します。

レゴを使った共同作業を通じて、メンバーは自然とお互いの価値観や思考を理解し、信頼関係を築きます。このプロセスにより、チーム全体が一体となり、高いパフォーマンスを発揮できるようになります。



4. ビジョンやミッションの浸透


全員が納得するビジョンやミッションを明確にし、共有します。

レゴを使って視覚的にビジョンやミッションを表現することで、参加者全員がその意義を理解し、共感を持つことができます。これにより、組織全体で一貫した方向性を持つことができ、効果的な戦略の実行が可能になります。



5. 楽しみながら全員参加


楽しさを通じて、自然と全員が対話に参加し、意見を引き出します。レゴを使ったワークショップは、楽しさと創造性を兼ね備えており、参加者はリラックスしながらも真剣に取り組むことができます。これにより、普段は発言しにくい人も積極的に参加し、全員の意見が反映される場を作ることができます。




レゴ®シリアスプレイ®の活用事例


弊社では、「レゴ®シリアスプレイ®」に関する活用事例がどんどん増えています。実際の案件に関してはここでは詳しくお伝えできませんが、いくつかの具体例を紹介します。


活用例1: ブランド・リフレクション提案


会社に対するチームメンバー内の認識をレゴブロックを活用して掘り起こしながら共有し、今後の会社の在り方を考えるための足掛かりとする。



活用例2: 新サービス開発提案


柔軟な発想から生まれるアイデアの種をレゴブロックの作品を通じて拾い上げ、本当に顧客が求めているものを明らかにすることで、今までにない新しいサービスを開発する。



活用例3: 内々定者に向けた懇親会


内々定者の懇親会において、レゴブロックを使った自己開示・相互理解を促し、同期となるメンバー同士の親睦を深め、その会社で働くイメージや希望を持ってもらう。




まとめ


「レゴ®シリアスプレイ®」は、単なる遊びではなく、チームビルディングや問題解決のための強力なツールです。心理的安全性の確保、新しい価値の発見、チームビルディングの達成、ビジョンやミッションの浸透、そして全員参加の楽しさを通じて、組織全体のパフォーマンスを向上させることができます。興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせください。皆様のチームに新たな風を吹き込みましょう。



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