2024年8月14日に三谷小学校(金沢市)にて
三谷小学校閉校プロジェクト 集まれ三谷っ子〜未来を考える最後の授業〜 が実施されました。
このイベントの主旨は、三谷小学校(石川県金沢市)は、本年度全校生徒4人。少子化により来年閉校になります。この小学校は約30年前にに4つの小学校が統合してできた経緯がありますが、年々生徒数が減少しています。今回、地域の有志が集まり閉校にあたりこれまでの卒業生と先生が集まり、みんなで思い出を語り、未来を語りあう最後の授業を実施することになりました。
弊社は、この三谷地区に2020年3月に移転しました。今回、ご縁をいただきこのプロジェクトの末席に参加することになりました。
プロジェクトメンバーの「みんなが集まって、思い出に残るような授業がやりたい、みんなが喜んで笑顔になるようなイベントにしたい。」という熱い想いを聞かせていただき、ミーティングのときにある提案をさせていただきました。
それは、弊社が企業研修で提供をしているレゴ®シリアスプレイ®をつかった授業をおこなうことをご提案させていただきました。
なぜならば、レゴ®シリアスプレイ®を使った授業を行うことで、プロジェクトメンバーが想っている、世代を超えた人が一同に集まり、心理的安全性のある安心安全の対話の空間をつくり、誰一人とりのこさず意見とアイディアを話し合うことができるからでした。
プロジェクトメンバーに事前にプレゼンをして了承をいただき、来年3月の閉校までに、最後の授業を3回実施することなりました。
第1回目 過去〜三谷小学校の思い出を語る(8月14日実施済)
第2回目 未来〜三谷小学校と三谷地区の未来を語る(12月29日予定)
第3回目 現在〜未来にむけてアクションを語る(来年3月予定)
そして当日を迎えました。
授業参加者 66名(年齢は60代〜小学生) 全体で80名。
ファシリテーションは、杉本のワンオペ。
参加者のみなさんは、久しぶりの三谷小学校にあつまり、期待感に胸がときめいている感じ満載でした。
最初にSDGs地産地消としてプロジェクトメンバーによる、三谷地区の地元野菜をふんだんに使った、手作りカレー、サラダ、デザート付きの給食をみんなでいただきました。
大人数でいただく給食はやはり楽しい。
給食後は、休憩を少し挟んで
いよいよ杉本によるレゴ®シリアスプレイ®をつかった授業。
授業は2時間。2時間の中で最大限の成果を出すことを意識しました。
レゴシリアスプレイとは
2001年にレゴ社で開発された、誰一人取り残さずに、心理的安全安全な対話の場をつくり、アイディアやビジョンを引き出し戦略を作ることのできる手法です。あのNASAを始め世界内外の企業や教育機関、行政、団体で導入されています。すぎちゃんも2015年より石川県を中心に全国で研修やワークショップ、コーチングを提供させていただいています。
授業がはじまると、最初はブロックを使うことにとまどっている人もいましたが、時間とともに螺旋階段を登るように、みんなフロー状態になっていきました。
変な生き物をつくったり、最悪の学校をつくったりとお題が出るたびに驚きとあちこちに笑顔があふれ、たくさんの対話が生み出されていきました。
そして、本題の「三谷小学校での思い出をカタチする」では、ブロックの作品を通して、みんな自分の思い出をどんどん広げて話し出しました。
ITC授業の要素を取り入れ、スマホを使ってみんなの意見を一気に集めて見る化も行いました。
授業の終わりには、参加したみんな笑顔にあふれる場ができました。参加者からは、楽しかった。みんなと話ができてよかった。また参加したい。思い出が鮮明に蘇った。レゴってすごい。みんなの話が聞けてよかった。など沢山感想をいただきました。
当日は公務でお忙しいなか、衆議院議員の小森さん、石川県議会議員の不破さん、ながたさん、太郎田さんが来ていただき、一緒に授業に参加していただき三谷地区の皆さんの想いを感じていただきました。ありがとうございます。
また、地元のメディア(北陸放送、石川テレビ、北國新聞、北陸中日新聞)も取材にきていただき、とても関心が高いイベントとして取り上げていただきました。
今の日本の課題、人口減少、限界集落、高齢化のなか、少子化と学校の閉校とこころが重くなるような話題ですが、三谷小学校閉校プロジェクトでは、メンバーはじめ多くのひとが未来にむけて力を合わせて前向きに取り組んでいます。
杉本も少しでもお役にたてるように頑張っていこうとおもいます。
次回は12月29日の予定です。
今回、集めた思い出を持って未来の三谷小学校、三谷地区を考える授業を行う予定です。
PS.実は最後に関係者からいくつかクレームがありました。。
「飛び入りで参加したい気持ちがつらかった。。。」
「私も授業に参加して、喋りたかった。。。。。。」
「見ているだけで、うずうずしてしまう。」
(笑)お陰様で講師として、いい授業!と感じるフードバックをいただくことができました。次回はさらにもっとみんなに喜んでいただけるような授業をしたいとおもいます。
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